家電量販店に行くとテレビのコーナーではテレビに4Kというマークが付いているものがあります。「4Kってなんだ?」こんな疑問が生まれます。
何となく今までのテレビより性能がいいんだなと思いますが、実際のところは4Kについてあまり知られていません。
そんな4Kのことをわかりやすく解説します。
4kテレビとはどんなテレビ?
4Kとは画素数を表しています
現在主流で出回っているフルHD(フルハイビジョンテレビ)の画素数の4倍の画素数があるのが4Kテレビです。
画素数が4倍ということだけで今までよりかなり高性能なテレビだということが伝わってきます。
テレビの画素数とは
テレビやパソコンの画面は小さい四角がたくさん集まって構成されています。そしてその小さな四角の中には色が1色だけしかありません。
テレビの場合はこの小さい四角のことを「画素」といいます。
カメラでもこの「画素」という言い方をしています。カメラの場合は2400万画素や4000万画素6000万画素1億画素などがあります。
テレビの画素数はカメラと違い意外と低いです。
今の主流であるフルHDテレビは約200万画素程度です。デジタルカメラの初期の頃の画素数ぐらいしかありません。
そのフルHDテレビの約200万画素はテレビの大きさに関係なく全ての大きさで約200万画素です。
このことはどういう事かと言うと、テレビのサイズが大きくなるとその分小さな四角(画素)がテレビの大きさに比例して小さな四角が大きくなります。
つまり小さな四角が大きな四角になってしまうので、大きなテレビでは粗い映像になってしまいます。
例えば、32v型のフルHD(約200万画素)のテレビと50v型のフルHD(約200万画素)で同じテレビ番組を視聴すると50v型のフルHDの方が粗い画像に見えます。

画面に近づけば近づくほど粗く見えてしまいます。
そこで登場したのが4Kテレビです。
4Kは今までのフルHD(約200万画素)の4倍の画素数があるので、おおきな50v型のテレビでも今までより高精細な映像を視聴できるようになります。


4Kの意味
4Kとは先ほど話したとおりフルHDテレビの画素数の4倍の画素数があります。
ではこの「4K」にはどんな意味があるのでしょうか。
4Kの画素数は水平3840画素:垂直2160画素です。
「K」は「キロ」の略で1000を表しています。
4Kテレビの場合は水平が3840画素で約4000画素なので「4K」となります。
そして4Kテレビの普及が進むにつれて今までのフルHDテレビは「2K」と言われるようになってきました。
フルHDテレビは水平が1920画素で垂直が1080画素なので、水平が約2000画素なので「2K」と言われるようになってきたのです。
そして今ではさらに高精細な「8K」のテレビが存在しています。
8Kは水平が7680画素で垂直が4320画素あります。水平が7680画素あるので約8000画素ということで「8K」になります。
ちなみに8Kテレビは2Kテレビの16倍の画素数です。いかに8Kが高精細のテレビかがわかります。
水平 | 垂直 | |
2K | 1920 | 1080 |
4K | 3840 | 2160 |
8K | 7680 | 4320 |
そして画素数が多くなるにつれてテレビの価格も比例して高額になっていきます。
野生動物や自然、世界遺産などは高画素テレビで視聴したいですね。今までとは別次元の映像を楽しむことができるはずですから。
まとめ
4Kテレビについて解説してきました。
4Kテレビは現在主流のフルHDテレビの4倍の画素数がありとても高精細でテレビを視聴できるテレビでした(※4K放送で放映されている番組)
さらに8Kテレビも存在しているので、4Kよりもさらに高精細な画面で視聴できます(※8K放送で放映されている番組)
80v型のような大きなテレビで8Kの映像をみたら、テレビの画面の中に実際に自分がいるような感覚になるかもしれないですね。