おたま・レードルの使い方は誰もが知っていますよね。
でも、上手く使えていますか?
例えばカレーライスのカレーをよそうときにお皿にカレーがポタポタ垂れたりしませんか?
お皿の周りや縁にカレーなどのソースがポタポタついていると見た目もよくありませんよね。
ここでは1秒でできる簡単なおたま・レードルのテクニックを紹介します。
お皿が汚れない おたま・レードルの使い方
外食でレストランや和食店などに行くことがあると思います。
その時に運ばれてきた料理が盛られているお皿や器の周りにソースなどがついていることはほぼないはずです。
料理業界ではお皿からはみ出したソース類はきれいに拭き取ります。
どうしてでしょうか?
お皿や器がきれいな方が清潔で美味しそうに見えるからです。
これは家庭の食事でも同じことです。
これからお伝えするテクニックはとても簡単ですが、調理をしている人も意外と知らない人が多いので是非覚えてください。
1秒でできるテクニック
テクニックをお伝えする前に、なんでおたまで掬った(すくった)ものがポタポタと垂れてしまうのか?
それは鍋から掬った(すくった)ものがおたまの外側にまとわりついて少しずつ垂れてくるからです。このことを頭の片隅に入れておいてください。
ここからテクニックの紹介です。
このテクニックは1秒でできます。しかも簡単で誰にでもできます。
カレーを例にします。
カレーをよそるときは、まずライスをお皿に盛ります。
そして次にカレーをお皿によそります。
ここからがテクニックです。
- おたまの底をカレーにつける。
- おたまを持ち上げる。
- カレーが「ピタッ!」と止まる。
カレーを鍋からおたまで掬う(すくう)ときに、おたまの底を鍋のカレーの表面に1秒くっつけてください。
そしてくっついたおたまを上に持ち上げてください。
そうすると垂れてきたカレーが「ピタッ!」と止まります。
「ピタッ!」と止まった瞬間にカレーをお皿によそってください。
これが「お皿が汚れないテクニック」です。
このテクニックを使うと、おたまにまとわりついているカレーが少しの時間ポタポタと垂れなくなります。
テクニックの効果があるものとないもの
このテクニックには使える物と使えない物があります。
- 効果があるもの:濃度がついている液体(カレー、ポタージュなど)
- 効果がないもの:濃度がない液体(味噌汁、汁物など)
これは実際にやってみると実感することができます。
濃度がなくなればなくなるほど効果が薄れてしまします。
しかし濃度がなくなれば、おたま・レードルから液体が早くきれるのでそれほど器からはみ出す心配は少なくなります。
おたまとレードルの違い
大きく分けると
- 金がい(かながい):日本料理
- お玉杓子(おたま):家庭料理
- レードル:洋食(フレンチ・イタリアン・洋食レストラン)
- 中華おたま(お玉):中華料理
金がい(かながい):日本料理
日本料理ではほとんどこの木柄の金がい(かながい)を使っています。
金がい一杯が150ccほどです。日本料理では煮物の割合などはこの金がいを使って行います。
例えば、6:1:1という割合なら基準の「1」が金がい一杯という感じです。
お玉杓子(おたま):家庭料理
ごく一般的な家庭で使うおたまです。
持つところがプラスチックのものが広く使われています。
レードル:洋食(フレンチ・イタリアン・洋食レストラン)
これは洋食系の調理場で使われています。
形は球体を半分にした形のスープレードルといわれるものが一番使われています。
その中でも基準的な存在なのが「1合レードル」と言われるレードル一杯の量が180ccのスープレードルです。
このレードルが倍の大きさだったら「2合レードル」、3倍だったら「3合レードル」、半分だったら「半合レードル」となります。
中華おたま(お玉):中華料理
中華おたまは万能です。
調味料を計り取ったり、鶏ガラスープをすくったり、中華鍋の中身を混ぜたりできます。
調理中はこの一本で全て行っているイメージです。
まとめ
「お皿が汚れない」おたま・レードルの使い方はとても簡単で誰にでもできます。
しかも1秒もあればできてしまいます。
しかし、この1秒のテクニックを知るのと知らないのではこれから先の食事の準備がかなり違ってくると思います。
このテクニックを使えば、いつもきれいなお皿や器で美味しい物を食べることができます。
このテクニックをぜひ試してください。